『The Reality Show リアリティ・ショウ』

 鴻上尚史さん作・演出の『The Reality Show リアリティ・ショウ』を紀伊國屋ホールで観てきた。

 当日券を求めて窓口に並んでいた時、なんだかなつかしい出来事を思い出した。もう10年以上も前になるけれども、同じ紀伊國屋ホールで鴻上尚史さんの舞台の当日券を求めて観た時のこと。
 
 たまたま隣で観た人も、当日券でその芝居を観た人で、舞台が終わった後その男性に「飲みに行きませんか?」と誘われたのだ。その日私は調理実習の課外授業で、フランス料理をクラスメイトとたらふく頂いた日で、まったくお腹が空いてなかったのだ。今となっては、食べなくても飲みに行っていたら何かが始まっていたのかもしれないのにねぇ(笑)

 前置きが長くなりました。タイトルの『リアリティ・ショウ』とは、鴻上さんの「ごあいさつ(手書きで会場で渡される)」によると、素人さんが出演するドキュメントのこと。海外だと生き残りをかけた「サバイバー」、日本だとかっての「進め電波少年」などがこれにあたるそうです。

 物語は、売れない劇団の男女8名がとある場所で舞台の初日を迎えるまでの4週間、24時間ネット中継されるというもの。

 当然、いろんなことが起こります。劇団員の背景も物語が展開する中で、少しづつわかってきます。誰が誰を好きなのか、どんな過去があるのか、ネットがどんな存在なのか、ネットで中継された動画のアクセスが増えるのはどんな場面か、などなど。

 うまく言えませんが、この芝居を観て思ったのは、自分の中にある邪悪な部分、監視される社会、それから持って行き場のない愛って辛いなぁ・・・ってことかなぁ。
 
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虚構の劇団 The Reality Show リアリティ・ショウ
紀伊國屋ホールにて、12/20(土)まで
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by workshop-non | 2008-12-18 23:54 | 映画DVD・芝居