映画『バオバブの記憶』

 3月のドキュメンタリー研究会の鑑賞映画は、『バオバブの記憶』。

 西アフリカ、セネガルの首都から遠く離れたトゥーバ・トゥール村の人々とバオバブとの関わりを描いたドキュメンタリー。バオバブと共に暮らす彼らにとって、バオバブは暮らしに欠かせない存在だ。

 皮を剥いで編んだらロープに。実は、子どもたちのおやつのジュースに。木の上は、子どもたちの格好の遊び場に。葉は、乾燥させて磨砕して、調味料に。膝か腰の痛みには、バオバブの木の一部(記憶が曖昧でごめんなさい)を患部につけて治療していた。

 私が、バオバブのことを知ったのは、サン・テグジュペリの『星の王子様』だ。映画を観ていて、『星の王子様』の中でバオバブはなんの隠喩だったのか、すごく気になった。上映後、ドキュ研のメンバーにそのことを尋ねたら、『星の王子様』でのバオバブは、ファシズムの象徴だったみたい。バオバブと共に暮らす人々にとっては、かけがえのない存在であるから捉え方が、全く違う。

 映像を観ていて、気になったのは水汲みのバケツを頭にのせて颯爽と歩く若い女性たちの姿勢の良さだ。日本人と鍛え方が違うのかもしれないけど、立ち姿がきれいだと思った。映画館を出て、街行く人々を眺めてみたけど彼女たちのように歩いて美しい人って私を含め、お目にかかったことあったかしら??

 それから、子どもが愛らしかった。予告の映像にも出てきますが、子どもをたらいの中で、タオルに石鹸をつけてガシガシ洗うお母さんの様子とか微笑ましいですもの。子どもも、ガシガシ洗われていて少し痛そうだけど、嬉しそうなのよね。予告には、出てこないけど髪をきれいに結ってもらう女の子シーンも、痛そうだけど嬉しそうだなとか。私も遠い記憶が呼び起こされました。髪結ってもらうの、痛いんだけど嬉しくなかった?(笑)

 普段は、着ないのかもしれないけど、映画の中で女性が着ていた民族衣装も素敵でした。襟ぐりや脇も大きく開いていて、「あ、胸見えた」とか。でも、おおらかでいいよねーとか思いながら映像を観ていました。

バオバブが気になる人は、ぜひ!!


バオバブの記憶
http://baobab.polepoletimes.jp/

映画予告編
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by workshop-non | 2009-03-23 11:03 | 映画DVD・芝居