映画『よみがえりのレシピ』を観にいく

 今月1本目のドキュメンタリー映画は、『よみがえりのレシピ』

 秋田が故郷の私にとって、隣の県である山形が、在来作物を守る取り組みをしているのが、なんともうらやましく思った。秋田県民は、新しいもの好きで、古いものにあまり価値を見いださないような気がするから。違うかなぁ?秋田出身者が、この映画観たらどう思うべなぁ?

 私自身にしても、パーマカルチャーなどで農作物のことを考えるようになるまで、自家採種の黒豆の枝豆が嫌だった。父が種を買わないで毎年種採りした黒豆を植えていたので、貧乏くさいなぁーって思っていたから。

 でも、以前埼玉県小川町で、大豆を植えて収穫して食べる取り組みに参加した際に、地大豆の存在を知り、その地域に伝わる固有の種の存在の大切さに気づいた。

 思えば、父が植えていた黒豆の枝豆は、さやがたくさんの産毛のような毛で覆われていて、一般的に目にする枝豆のさやと違っていた。「なんて毛深いさやの枝豆なんだろう」と思った記憶がある。父が亡くなった今、あの種はたぶん絶えてしまったのだろう。母に確認してみるけどね。

 映画の中では、在来作物を守ってきた農家の人々が、その作物のことを語る時の生き生きした表情がいい。そして、山形大学の江頭先生やアル・ケッチァーノの奥田シェフが、在来作物を育てはぐくんできた農家の人々に寄り添い、共に在来作物を守っていこうとする歩みを応援したくなる映画だった。
b0129381_6102643.jpg


 この映画を見たことを母に電話で話して、父が植えていた黒豆のことを話したら「まだあるよ」との答え。種は守られていました。この黒豆の枝豆が好きな父と従兄弟のおじさんはこの枝豆を毎年たのしみにしているとのことでした。自家採種って、大事なんだね。
[PR]
by workshop-non | 2012-11-09 23:02 | 映画DVD・芝居