2010年 11月 08日 ( 1 )

 今日は、以前からその佇まいが気になっていた、八王子市中町の『矢島染物店』へ入ってみました。
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 お店の看板は、こんな感じ。八王子駅から放射線通りを歩いていると目に留まる、数寄屋造りの建物がそのお店です。
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 こんな立て看板もありました。

 最初に目にとまった時は、お店が休業日にあたる日でした。そして、2日前に通った時は営業中だったものの、気後れして入れず(笑)今日は、戸が開いていたので、思い切って入ってみました。

 まず、自分が現在藍染を習っていることや、染めに興味があることも伝え、どのように何を染めるのかなどを対応してくださった女性に伺いました。そうしたら、こちらで染めるのは着尺で、それも絹織物だとのことでした。(のちに女将さんに、染屋といえば着尺を染めるものだということも教わりました。汗)そして、白地の着尺も見せていただき、それを購入し染めることが出来ることも教えていただきました。

 そうこうしている間に、奥から女将さんが現れ、見本の反物(30cmくらいで柄が変わるもの)を見せて下さいました。江戸小紋・ぼかしなどの見本でした。最初は、白地の反物を買い、染めてもらうつもりでした。でも、店内に展示されていた紙布(しふ:紙を織り込んだ布)の反物に目がいったり、白地の縞の反物に目がいったりしていたら、女将さんが縞のぜんまい織の着尺を見せて下さいました。ぜんまいってあの山菜のぜんまいを織り込んだものなんですよ。私も以前、着物の展示会で見たことはありましたが、今回は手にとって触らせてもらえました。

 見せていただいたぜんまい織の着尺は2色ありました。地がベージュのものとグレーがかったもの。その内の、ベージュのものがとても素敵で、購入することにしました。この着尺は、単衣(ひとえ:裏がない着物)でも袷(あわせ:裏がある着物)でもいいとのこと。このぜんまい織は、山形県の米沢で織られたものでした。

 このブログを書くにあたり、ぜんまい織のことを調べていたら、出身である秋田にもぜんまい織があることがわかりました。ぜんまい織職人による手織り体験のページなんてのもありました。

 また、この着尺に合わせたらいい帯についても、教えていただきました。展示されていた、紗綾形(さやがた)文様のからむしの帯が、これまた素敵でした。値段は、今の私が買えるものではありませんでしたが、ぜんまい織の縞の着尺にもとても合う素敵な帯でした。

 また、帯揚げ、帯締めなども見せていただきました。着物初心者の私に、わかりやすく、私の懐具合も気にしてくださりながらの接客でした。

 今日購入を決めた着尺は、湯通しと言って、仕立てる前に糊を落として地の目(布地を)整える作業をお願いしました。将来、自分で着尺を織りたい!!という夢もあるので、今日の女将さんとのお話は、大変勉強になりました。また、着物に関することをいろいろ伺いたいです。着物、反物に対する愛を感じる方からお話を伺うのは、たのしいひとときでした。仕上がりがたのしみです。


 
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