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 藤野のブライアンさんちで、藍染め体験をさせていただきました。住居でもある古民家には、古いイザリ機や高機があり、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
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 上の写真は織りの生徒さんが、イザリ機で裂き織りをしているところ。

 絞りの図録を見たり、藍玉を見せていただいたりしながら、藍染めの説明を伺う。今回の絞りは、伝統的な「日の出絞り」という技法を体験。

 土のようにみえる藍玉。(「藍玉」とは、藍の葉を発酵・熟成させた染料である蒅(すくも)を突き固めて固形化したもの。玉藍とも。)
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 まずは、青花ペン(水にぬれると消えるペン)で、サラシに下書きをする。下書きを頼りにしながら、綿の糸でなみ縫いをして、縫い縮めていく。
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 染色したくない(白地にしたい)ところは、タコ糸やラップを使って布を覆うように縛っていく。ラップがなかった時代は、熊笹を使っていたそうだ。

 絞り終わったら、染めやすくするために、生地を浸水させる。
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  藍瓶をかき混ぜ、様子を見ながら、浸水させたサラシをつける。今回は、インド藍を使用。日本の藍より簡単だそうだ。また、藍瓶をかきまぜた音でpHがわかるんだそうな。適したpHは11とのこと。また、標高が高いところで採取された藍の方が、色鮮やかだとも。
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 染液に1度漬けたら取り出し、絞って酸化させる。この作業を何度か繰り返し、藍色を濃くしていく。

 本日の天候は霧雨。藍染めはブライアンさん曰く、天気がよい方がよく染まるという。なぜだかわからないけれど、と。これを聞いて、「藍って生きてるんだね」というのを実感。

 様子を見て染まっていたら、布を水洗いし、絞りをほどいていく。どんなふうに、染まっているかとても楽しみな瞬間だ。

 下の写真は、ブライアンさんの作品。※十牛図の型染め。この後、柿渋でも染めるという。
 十牛図(じゅうぎゅうず)とは、禅の悟りにいたる道筋を牛を主題とした十枚の絵で表したもの。
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斜めに、染めてみました。
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 藍の色の濃淡と、絞りとのシンプルな組み合わせだけど、絞り方によって様々な表情を見せてくれる藍染め、面白いなと思う。

 帰りには、宿題用の白いサラシも渡されました。はてさて、次はどんなふうに絞りましょうか。
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