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 日曜日は、かねてから楽しみにしていた真木テキスタイルスタジオ『つむぎの秋』展に行ってきた。

 この日は、藍染めの先生のブライアンさんのところに滞在しているジャスティンと生徒のキャサリンを八王子駅でピックアップして、真木さんのところまで車で移動し、過ごす日、ということで英語が苦手な私はプレッシャーに感じていた。それにこの日は、田中ぱるばさんの映像トークや真木千秋さんのお話会もあり、織物に興味がある外国人の二人に、英語で説明出来るかも不安だった。

 お店に着くと、素敵な作品・様々な美しい糸に、ジャスティンは興奮気味。そして、そんな熱くなってるジャスティンにスタッフの方々は、親切に対応してくださいました。
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 様々な種類・色も豊富な糸のサンプル

 店内を興奮しながらまわってみていると、ほどなく映像トークの時間に。お店とは別の建物の古民家の2階に移動。ぱるばさんの映像トークでは、作品に使う様々な蚕・カシミヤ(やぎの毛)・ヤク(チベット牛)がどのように糸になっていくかを映像を交えて説明してくださった。外国人の二人には、スタッフの方が通訳をしてくださり、ありがたかった。織物に興味があるジャスティン・キャサリンも、とても熱心に聴いていた。
 
 続いての真木千秋さんのお話会では、ganga工房のことを伺った。
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 様々な種類の蚕やウールを実際に手にとって説明してくださる真木千秋さん
 また、作品を実際にモデルを使って着せて見せてもらったのも、興味深かった。洋服のデザインは、とてもシンプルで、布の耳の部分を利用したりして、なるべくハサミを入れないようにしているのも面白かった。収縮の異なる糸を使うことで織り上がる、台形腰巻きにも感心した。

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 お話会の後、熱心に話している真木さんとジャスティン

 また、1階の道具の展示スペースからスピンドルを借りてきたジャスティンは、エリシルクをみんなの前て紡いで見せてくれた。
ジャスティンの紡ぎ実演動画(クリックするとGoogleのページに飛びますので動画をクリックしてみてください)

 不安だった英語に関しては、iPhoneが想像以上の活躍をして(ウエブの翻訳ページなど)私を助けてくれました(笑)ジョブス、ありがとう☆

 美しいものにたくさん出会えた日、満足して帰途につきました。
# by workshop-non | 2012-10-14 22:46 | 作品鑑賞
 映画ももちろんだけど、上映後の鎌仲監督のお話を直接聴けたのがとても良かった。

 この映画は、311後の被ばくの情報が混乱している今、わかっていることとわからないことの交通整理のために作ったそうだ。内部被ばくのリテラシーでもあると。

 広島・長崎に原爆投下された国で、未だ20万人もいるヒバクシャを認めない国が、311後のヒバクについても認めるだろうか・・・

 呼吸や汚染された水・食品を通じて引き起こされる、内部被ばく。非定型性症候群とよばれ、はじめのうちは検査をしても原因が特定できない。広島で被爆した人は、ぶらぶら病と呼ばれた。証拠を残さず、遺伝子レベルでダメージを与えてしまうもののようだ。

 映画の中には、被ばくに関わる医療活動をしてきた4人の医師、二本松で生き続けることを決めた家族が登場する。311後をどう生き抜けばいいのか、ヒントがもらえる映画でもある。

 上映会に参加することで、八王子市民放射能測定室、自然エネルギーを考える講座を企画している団体などを知れたことも、今回の大きな収穫だった。

 まだ観てない方は、鎌仲監督のトークも聴ける上映会に、ぜひ足を運んでみては!!

内部被ばくを生き抜く
# by workshop-non | 2012-09-13 23:54 | 映画DVD・芝居
 ブログの更新、久しぶりでなぁんか変なの(笑)

 織りも久々でした。
 今回は、天秤式の機の使い方に慣れること。そして、ワッフル織りを体験することでした。
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 経糸は白い綿の糸、緯糸はブルーの綿の手紡ぎ糸。使った織り機は、天秤式。
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 緯糸のブルーの手紡ぎ糸の太さが均一じゃないので、緯糸がクネクネしてて面白いです。
 踏み木は5本使い、左から1、2、3、4、5、4、3、2、・・・を繰り返します。
 慣れてくると、織りの規則的なリズムが気持ちよかったな。

 ところで話は変わって、先生の家には福島の計画的避難区域から保護された、ワンちゃんもいます。
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 ガイガー君♂。頭がアップになっちゃった写真だけど(笑)
 ここに連れてこられた時は、元気がなかったようですが、今ではすっかり元気。良かったね。散歩も力強く、リードをぐいぐいひっぱります。
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 こちらは、最近連れてこられた、モモちゃん♀。最初は、おびえて小屋から出てこなかったけど、今日の散歩では元気に、リードをひっぱってくれました(笑)彼女は、飼い主さんがわかっているので、一時的なお預かりのようです。
 
 先生の家は、古民家改装の手伝いの方、生徒さんなど、たくさんの人が出入りして、ワンちゃんをかわいがってくれます。この犬たちにとっては、なんとも幸せな環境です。
 
 人でも犬でも、元気になるっていいね。
# by workshop-non | 2012-09-11 23:32 | 藍染め・織り
 2/27の夜に相模湖でピックアップしてもらい、JちゃんとIさんと交代で運転しながら、山口県上関町を目指しました。

 そもそも何で上関町を目指すことになったかと言えば、2/21の深夜の中国電力の埋め立て工事の強行の様子の動画や、その後の現地からの満月TVの映像を観たことがきっかけでした。また、それ以前にドキュメンタリー映画の『ミツバチの羽音と地球の回転』や『祝の島』を観ていたことも関係しています。

 ひたすら車を西へ走らせ、上関町の田ノ浦海岸に着いたのは2/28の夕方。なかなか田ノ浦に着かなかったのは、上関町の海が美しくて、何度か車をとめて眺めていたから。こんなきれいなところに原発を建てるなんて・・・と思いながら美しい景色を眺めていると、自然と涙が出てくるのでした。
 
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 2/28の田ノ浦海岸の様子

 警備員の方や、祝島からの島民の方が帰った後は、その日のミーティングが行われました。対立をしないで、相手の立場にたって工事を進めないようにしてもらうよう配慮するなど、現場で出来る最善の方法を探る若者たちの姿に、胸が熱くなりました。

 暗くなると寒くて、焚き火の存在がありがたかったです。火を囲み、お互いがどこから来たかを話したり、ギターを弾くのを聞いていたりしました。
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 焚き火の周りに灯したキャンドル

 この日の晩は、浜にテントをはって一晩過ごしました。スリーシーズン用のシュラフだと寒くて目が覚めました。テント泊で何日も浜にいて、身体をはって工事をしないよう訴える若者には本当に頭が下がります。

 翌朝は、トイレのある小屋まで10分ほど山道をのぼりました。そこには、全国から集まったカンパなどの整理をしている若い女性たちや、休憩をしていたカヤック隊の若者がいました。ここの若者たちは、ほんとに感じがいいのです。
 
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 日中は、警備の方々が浜に立ちます。祝島から船で来ているおばちゃんたちも浜に座って待つのです。私たちが田ノ浦にいた日は、強引な工事は進められなかったようです。

 私は一緒に行った二人と四代で別れて、ここから船で祝島に渡りました。祝島に行く当日に田ノ浦の海岸で、民宿をやっている方を紹介していただき、泊まる場所を確保出来たことは幸いでした。このブログを書く際に、祝島の宿のことを検索してみると、当日予約というのは無理みたいでしたから。

 四代から祝島まで一緒に乗船した男性(田ノ浦に下る山道でお会いした方でした)には、海上の杭の説明をしていただいたり、祝島のリーフレットをいただきました。民宿のご主人とも顔なじみらしく、夕食までご一緒しました。夕食には、映画に出演されていた漁師さんがイカを持って来てくださったり、満月TVのレポーターのKさんにもお会いしました。

 田ノ浦も祝島も本当に美しいところでした。どうかこのまま美しい自然を残して欲しいなぁ。

その他の写真

そしてベタですが、この曲を!!
BEGIN 島人ぬ宝
# by workshop-non | 2011-03-04 20:46 | 日々のこと
 今年初めて、ふじのアート・ヴレッジの紺屋に行ってきました。今回は、腰機の紐の部分の制作です。
腰機(こしばた)の紐部分の制作_b0129381_0554032.jpg

 紐の部分に使った糸は、ラミー。苧麻、からむしとも呼ばれます。
腰機(こしばた)の紐部分の制作_b0129381_0563230.jpg

 編み方は、マクラメ編みの基本の平結び。中心になる2本を外側の糸で交互に結んでいきます。
 ヘンプアクセサリーなどで、目にしたことのある結び方です。
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 煤竹の上の結び目が出来ました。
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 連続して編むとこのように
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 腰機の片方の紐は、完成しました。所々、結び目が違うのは、自分でやったところでアドリブを加えたから(笑)
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 しっかりした紐になりました
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 横から眺めるとこんな感じ
腰機(こしばた)の紐部分の制作_b0129381_141053.jpg

 もう片方の紐も同じように、がんばって作るぞぉ。うまく集中できると、この編みはたのしいね。

20110122腰機のストラップ制作
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# by workshop-non | 2011-01-22 22:53 | 藍染め・織り