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 鑑賞ユニット、ドキュメンタリー研究会の今月の映画は、『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動』。快晴の本日、上映会場の恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館ホールを目指した。

 アフリカのウガンダ北部にあるパドンゴ避難民キャンプで暮らす生徒が通う学校が、全国音楽大会を目指すドキュメンタリーだ。

 反政府武装組織の脅威にさらされ家や家族を失いながらも、先祖伝来のリズムにのって体を揺らし、大地を踏み鳴らす、彼らの姿は、とても誇らしい。

 忘れがたい悲しい思い出がある彼らだけれど、誇れるものを持っている彼らのことを羨ましくも思えたのも事実。

 恵比寿を訪れたら、この映画を観てみてはいかが?

ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動

映画の森のレビュー

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「ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動」 (c) 2006 Shine Global, Inc. All rights reserved.
# by workshop-non | 2008-11-23 22:02 | 映画DVD・芝居
 11/21は、パーマカルチャーのお友だちが企画した高尾山を守るイベントに参加してきました。
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『アッピコ!』(木を抱きしめよう)
HUG YOUR TREE!!! 〜for TAKAO, EARTH and YOU〜 
11月21日(金)9:00−16:00
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『アッピコ!』というのはインド・カルナタカ州の言葉で
「抱きしめる」という意味だそうです。

 京王線高尾山口で集合した後は、ツリーハウスがある森に移動。
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 気持ちのいい高尾の森の中にある、すてきなツリーハウスでした。
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 ツリーハウスの目かな?かわいいんだ。
 このツリーハウスは、高尾山を守るユニークな活動をしている虔十の会<ケンジュウノカイ>の方々とワークショップで集まった人々が作り上げたものだそうだ。
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 ツリーハウスの中のステンドグラスも、すてき☆
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 ツリーハウスの窓からは、こんな景色が。

 今回はゲストとして、25年間インドの森や川や生き物たちを「木に抱きついて」守り続けている自然保護活動家のヘグデさんが来てくれました。非暴力でインドを独立に導いたガンディーの孫弟子にあたる方だそうです。

 みんなで焚き火を囲み、温かいコーヒーやティーをいただきながら、ヘグデさんのお話に耳を傾けます。
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 午後には、高尾の森を案内してもらい、みんなで木に抱きついたり。
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 アッピコ中のヘグデさん。とてもとてもチャーミングな方なのだ。
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 私が、アッピコした木。コケがふわふわして気持ちよかったです。

 森から(イヤ、ここも森だった。探検からか?笑)帰ってくると、手作りのアップル・バイのおもてなしを受けました。美味しかったなぁ。
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 高尾山にトンネルが掘られるってことは、この山の豊富な水資源がなくなることを意味します。「自分のからだに、穴をあけられるようなことなんだよ」という「虔十の会」代表の坂田昌子さんの言葉には、高尾山を守りたい気持ちがあらわれています。

 新聞やテレビでこの高尾山のことを知っている方も多いと思いますが、実際に現場に足を運んでみると、より身近にこの問題を感じられました。

 多くの方にこの場所を訪れて欲しいなぁ。

 今後のケンジュウノカイのイベントは、以下のページをご覧ください。
http://kenju.tamaliver.jp/c2386.html
  
高尾山のことが短時間でわかる映像

Appiko-to embrace (英語、約30分間の映像です)

追記
ヘグデさんによってこの日のことが、インドの新聞に英文で掲載されたそうです。
Indian Express Bangalore
Women embrace Chipko in Japan

# by workshop-non | 2008-11-21 23:12 | 日々のこと
 11/18三鷹にある国際基督教大学の博物館湯浅八郎記念館に行ってきた。

 ちょうど天気もよく、キャンパス内の紅葉も色づいていて、気持ちよい日だった。

 今回の展覧会は、浅舞絞りを求めて浅舞を訪れていたことを書いたブログにコメントしてくださった方がご自身のブログで紹介されていたのが、きっかけだった。

 写真は、個人利用とフラッシュを使わないならということで、撮ってきました。ブログは、個人利用なのか・・・。
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 鳶頭袢纏 木綿(刺子・藍染/大正〜昭和)
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 刺子袢纏 丸に「柏」と腰文字「岡田」 木綿(刺子・藍染/大正〜昭和、東京神田)
「岡田」の「田」の字が両脇にデザインされてるの、粋だねぇ。
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 東こぎん着物 麻(刺子・藍染/明治、津軽地方)
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 西こぎん着物 麻(刺子・藍染明治、津軽地方)
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 刺子前掛 七宝繋ぎ文 木綿(刺子・藍染)
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 刺子袋 木綿 麻の葉文・青海波文・七宝文(刺子・藍染)
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 刺子風呂敷 木綿 毘沙門亀甲・紗綾文・菊文(刺子・藍染) 

 ゆっくり、ゆっくり、館内を観て、手仕事の技と美しさに心動かされてきた。
 
刺子の技と美』展 11/21まで
# by workshop-non | 2008-11-18 23:21 | 作品鑑賞
 今回の藍染め教室は、いろんな人が来ていた日だった。いつも通り、ブライアンさんちに着くと、竹細工の道具が置かれていた。織の生徒さんたちが、『ふわり』という道具を作るためのようだった。相変わらず、凝り性なんだから(笑)

 『ふわり』というのは、綛糸(かせいと)を掛ける道具で、関西では五光とも言うそうだ。
このサイト参照にしました。
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 綛糸(かせいと)が『ふわり』に掛かった状態

 天候も小雨で、藍瓶の藍の状態もあまりよくないというので、絞りの作業を中心に行った。

 昨日の教室で驚いたのは、生徒のOさんだ。80歳くらいかと思ったら、90代でした(笑)ブライアンさんから、Oさんに『鹿の子絞り』を教えるように言われ教えたけど、「最初はこのおばあさん、本当に出来るのかしら?」と不安に思ったが杞憂だった。ご高齢だし、歯が抜けてて話される言葉も聞き取りにくいし。
 
 だけれども、彼女の頭の中には表現したい絞りのデザインもあり、絞り方も慣れてくると、すごい集中力で『鹿の子絞り』を仕上げていった。

 お昼近くになると、Oさんが台所でささっと『すいとん』を作ってくださり、みんなにふるまってくださった。恐るべし、おばあさんである。
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 Oさんが作って下さった『すいとん』

 絞りの後は、繭を入れた鍋に火をかけ、中のサナギ出しの作業も行った。
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 私は、サナギに抵抗があり、かなりひきながら・・・。次第に慣れるとのことでしたが。
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 駅までの行き帰りの車中では、ドル崩壊により、北米にユーロ圏と同じような新通貨アメーロ(Amero)が登場する可能性があるお話しもブライアンさんに伺ったりで、今後のアメリカの経済のことも知っておかなきゃなぁ、と思った日でした。
# by workshop-non | 2008-10-14 22:40 | 藍染め・織り
 秋分の日、3回目の藍染め教室に参加してきた。今回は、藍の採取から。採取した藍の種類は、花の色が赤いもの、白いもの、葉がまるい丸葉と呼ばれるもの、タデの4種類を茎から採った。
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 また、それぞれのタデアイの葉のみも採取した。
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 今年のタデアイの収穫は、3回目とのこと。花が咲く前のものの方が、色素は濃いそうだ。

 タデアイの他には草木染めの材料として、マリーゴールドの採取も行った。花の部分のみを手で摘み取る要領で採っていく。この日は天候にも恵まれ、作業していても、汗ばむ陽気だった。
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 採取の後は、藍の葉のみを使って生葉(なまば)染めを行った。茎を取り除いた藍の葉に、水を加えてミキサーにかけ、酢を加えて、布で染液を漉す。漉した染液は、少し加熱し、そこに真綿を入れ生葉染めを行った。
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 マリーゴールドは、採取した花に水を加え加熱する。黄色の染液がとれるまで、小1時間は加熱していたように思う。黄色の染液がとれたら、マリーゴールドの花をザルで漉す。こちらは、ミョウバンを水に溶かして加熱した媒染液に、染める真綿を漬けてから(先媒染)、マリーゴールドの染液に漬けた。
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 ブライアンさん曰く、マリーゴールドで染めた色が前回よりも色鮮やかに染まったとのこと。毎回、様々な条件によっても染め上がりが違うのが、草木染めの魅力。

 マリーゴールドで染めた真綿を、さらにいつものインド藍の瓶につけて色を変えたりしながら、何種類かに染まった真綿が出来上がっていった。

 その後は、染めた真綿を手で紡いで糸にしていくやり方を教わった。ブライアンさんは、電動の糸紡ぎの様子も見せてくれたけど、真綿紡ぎの宿題は手で行うとのこと。
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 染めた真綿を紡いで糸にしたもの
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 前回の宿題の鹿の子絞りをインド藍で染めたり、盛り沢山な内容の1日でした。
 
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# by workshop-non | 2008-09-23 23:31 | 藍染め・織り